INTERVIEW 05
最先端技術を形にする仕事
Mさん 2015年入社/研究開発部/二課
Chapter 01
私は研究開発部に所属しており、溶接機や発電機の制御を担う基板の設計・開発を担当しています。これらの製品は、工事現場やイベント会場の電源として広く利用されています。1日の業務は、朝にメールチェックを行い、その日のタスクを確認して作業を進めることからスタート。午前中は主に設計やソフトウェアの開発を行い、午後は試験や動作確認を実施しています。主に、自分が設計したプログラム通りに機械が動くかを確認する作業が中心で、ここでは、様々な試行錯誤が必要となります。設計通りに動作しないことも珍しくなく、トライアンドエラーを繰り返しながら原因を究明する過程は大変ですが、課題を乗り越え、最終的に自分の設計した通りに機械が動いた瞬間の達成感は格別です。
Chapter 02
最近取り組んだ背負式溶接機の開発は、私にとって特に印象深いプロジェクトでした。この製品は、背負えるほどコンパクトで軽量な溶接機で、段差の多い現場や移動が多い環境でも作業が容易に行えるよう設計されています。展示会では多くの方に高評価をいただき、SNSでは数百万回再生されるなど、大きな注目を集めました。軽量で誰でも扱いやすい点や、移動中に使える手軽さが特に評価され、初期の生産計画を大幅に上回る台数が製造されることになりました。このプロジェクトを通じて、「自分が開発した製品が世の中で役立つ」という実感を得られたことが、大きな達成感につながりました。これからも現場のニーズを追求し、より良い製品を生み出すことに挑戦し続けたいと思っています。
Chapter 03
デンヨーの研究開発職の魅力は、最新技術に触れながら新しい製品を生み出せる点です。例えば、当社の主力製品である可搬型発電機の燃料電池化プロジェクトでは、CO₂排出量を削減し、環境負荷を軽減する最先端技術に取り組んでいます。このプロジェクトは、単に製品を改良するだけでなく、次世代のエネルギー社会を支える可能性を秘めた重要な取り組みです。また、日々の業務を通じて新しい知識を学び、次世代の製品開発に挑戦できる環境が整っていることも、大きなやりがいとなっています。もちろん、日々発展し続ける技術を追うのは大変ですが、常に新しい技術や知識に触れられる機会があり、挑戦的で学びの多い環境で働けることは、研究開発職の最大の魅力だと感じています。