INTERVIEW 01
社会に役立つ製品を生み出す喜び
Sさん 2020年入社/技術部/三課
Chapter 01
技術部は、特殊仕様の設計や新機種の開発を主に担当する部署です。機種開発では、営業部門からの開発依頼を受け、仕様を検討した上で設計を進め、試作機を製作します。その後、試験で性能を確認し、必要に応じて改良を加えながら製品を完成させていきます。設計初期段階では営業部門と製品仕様を詳細に決めるための打ち合わせがあり、試作機の製作や改良にあたっては生産現場や部品を調達する管理課と協力しながら進めます。製品の完成までには、製作課や管理課、そして部品製作を担う外部業者との密な連携が欠かせません。設計だけでなく、他部署との調整力や課題解決力が必要な点が、この仕事の醍醐味です。
Chapter 02
この仕事でやりがいを感じるのは、自分が描いた設計図が形になり、製品として完成する瞬間です。以前、ガス発電機の試作機の作成に取り組んだ際、新たに限られたスペースにガス遮断弁を追加する必要がありました。板金の再設計や配管経路の見直しなど、多くの課題を乗り越えながら完成に至れたときは、大きな達成感を味わいました。
また、若手にも挑戦の場が与えられる環境があり、3年目には、1つの機種開発において艤装設計全般を任される機会がありました。営業部門や生産現場との調整を行いながら設計を進める中で、責任のある役割を経験し、多くのスキルを磨くことができました。こうした早い段階からの挑戦が、設計者としての成長を大きく後押ししてくれています。
Chapter 03
これまでに携わった製品の中で特に印象に残っているのは、ガス発電機のLEGシリーズです。この製品は、当社独自の構造により、運転音が静かな点が特長です。展示会の実演でも静音性について高い評価を受けました。非常用電源として、災害時にライフラインを支える役割を果たすことができる製品であり、自分が設計に携わったものが社会で実際に活用されていると実感できるのは大きなやりがいです。現在、私は新たな試作機のプロジェクトリーダーを任されており、試作・試験から量産までを無事に完了させることが直近の目標です。さらに、将来的には「第三種電気主任技術者」の資格を取得し、電気分野の知識を深めることで、設計業務の幅を広げていきたいと考えています。