高松営業所は香川・徳島・高知・愛媛の四国四県を管轄しており、私はルート営業として愛媛県全域と高知県の一部地域(四万十市)を担当しています。
お客様は造船業や製紙業、銀行などさまざまで、ニーズも多種多様です。メーカーであるデンヨーは、複数ある代理店や商社を介してお客様に製品を販売することになります。したがって、まず代理店や商社向けの営業が当面の主な業務になります。
たとえば発電機一つをとっても、他のメーカーと競合することは当然あります。そのような時に、当社製品の特長や優れた機能などをお客様に認知・理解していただくためには、代理店や商社の協力が欠かせません。そのため担当者の方々と常日頃から密接にコミュニケーションをとって情報を共有することが、営業としての重要な役割と言えます。
そして、お客様に製品を無事に納入した時には、一体となって仕事を成し遂げた喜びと達成感を味わうことができます。
以前、担当エリアのお客様に災害対策用の水中ポンプ向けの発電機を納入しました。自治体のお客様からの防災対策としての案件で、約半年前から相談をいただいて、当社と取引のある代理店が入札しました。
この発電機は、大雨などで河川の水位が上昇して氾濫の危険が生じた際に、川の水を排水する水中ポンプの電源として使用するもので、納入の時には私も現場で動作確認に立ち会いました。
発電機を電源とした水中ポンプが力強く川の水を吸い上げ、別の場所へ排水している光景を実際に目の当たりにした瞬間は、自分が販売した製品が地域の人々の暮らし・命を守ることに役立っていくだろうという思いに浸り、大きな感動を覚えました。
この時は地域の人たちもたくさん見に来られていて、皆さんが拍手して喜ばれている光景も印象的で、忘れられない貴重な出来事の一つとなりました。
日々の営業活動では、可能な限りお客様のところへ直接足を運んで、対面でお話することを心がけ実行しています。大変なことや困難なことに見舞われることもありますが、真摯にお客様と向き合い、確かな信頼関係を築いた時には、当社の営業ならではのやりがいを実感しています。
大学時代に東日本大震災が発生し、それを機に人々の暮らし・インフラを支える社会貢献度の高い仕事に就きたいと考えるようになりました。そのような中で、就職情報サイトを通じて、デンヨーの発電機が現場での電源や建物の非常用電源として街を支えているだけでなく、災害復旧の際にも役立っていることを知り、魅力を感じました。
面接では対話を重視していることに好感を抱き、私個人にしっかりと向き合ってくれていると感じました。これは他社の選考では経験しなかったことでした。さらに、社員の方々の温かさにも強く惹かれて入社を決めました。
デンヨーの製品には発電機・溶接機・コンプレッサ・特殊機器の4つの柱がありますが、偏ることなく幅広い知識を身につけて、お客様のあらゆるニーズに的確に対応していきたいと思います。そのために資格取得にも取り組んでいます。
これからも、「使う人(顧客)」「売る人(販売店)」「造る人(デンヨー)」の三者が製品を通じて共に繁栄を目指す伝統的経営理念『三者の得』を体現できるように努め、営業としてデンヨー製品を日本中へ、そして世界へ広めていきたいです。
就職活動では、自分自身が誇りを持てると思える仕事はどのようなものなのか、思い描いてみてください。思い通りにならないこともあるかもしれませんが、社会人としてこれからどんな仕事をして社会に貢献していきたいのか、軸を常に持って就職活動に臨んでいくことが大切です。
また、会社名だけで判断するのではなく、興味を持った会社には足を運んで、実際に働いている人に目を向けて、雰囲気を直接肌で感じてみてください。就職活動を通じて、デンヨーに魅力を感じて志望していただければうれしいです。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。